獣医学科を持つ大学が増えることに関しては、大学ごとの競争がレベル向上につながるという点はありだと思います。
しかし、近年の動物関連の学校の人気は子供の数が減っている中で学生数を確保したい大学や専門学校は看板として獣医をあげたいところは多いはず。
動物看護師というちょっとふしぎな職業があります。
看護師なので国家資格かというとそうではない、また看護師と違って収入も十分ではありません。なのにこの職業人気なのです。全国で57校程学校があるようです。
こうした専門学校は施設は持っているので、大学設置基準さえ緩めば獣医学部を新設するかもしれません。あとは、研究そっちのけで資格取得の補習をびっしり組んで成績不振者は進級させないという定石を踏めば、獣医師国家試験合格率90%の大学ができあがる。
それは、大学は教育機関であり、研究機関であるはずです。国家試験対策予備校になっては大学の存在価値がない。
文科省の縛りがなければ、専門学校のような大学が増えてしまうのは大学経営者にプリンシプルがないと言うことかもしれませんが、文科省には負けずにがんばって欲しいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿