11月1日
目が覚めてから朝食までに時間があるので、本を読んだり音楽を聴いたり。
看護士さんに朝食はまだかと訪ねる患者さん。
点滴を抜いてしまって、再度点滴の針を入れようとすると、「痛い痛い」といって叩いたり、つかんだりする患者さん相手に、「点滴しないとダメなんですよ。また抜くとまた痛いことになるから抜かないでくださいね。」と看護士さん。
おむつを換えてくれという患者さんに対応する職員さん。(介護士?)
朝から、忙しそう。元気のいい職員さんが、患者さんの要求を巧みにいなして、元気づけている。病棟が明るくなる感じ。
痛み止めが効いているのか、手術した場所は痛くない、内ももが痛い。肉離れ的な痛み。
朝食が配膳。食欲は普通、排便なし。内服3錠
執刀医ドクターが様子を見に来る。「傷を見せてください。今日退院ですね。痛み止め二日分追加します。」
看護士さん来る。「回診してから退院です。お若いから早いですね。診察お返ししますね。」
入院当日に、世話をしてくれた看護士さんです。小さな文字は見えないし年はとりたくないね。と話した記憶があるのですが…。昨日から自分のいる部屋のフロアを歩いて気がついたのは、高齢の人ばかり。自分が一番年少者の感じ。
先ほどの、点滴の患者さんが点滴の針を抜いたらしい。出血と輸液で、病院着とベットが濡れていると話す声が聞こえる。今度は看護士さんを蹴っているらしい。それだけ元気なら退院すればいいのにとおもう。
回診開始、傷口を確認して押さえていたガーゼをとり、次回の通院日を確認。ゆっくり支度をして退院ですね。
着替えをして待っていると、看護士さんが現れる。「ご準備出来ましたか。」
「ありがとうございました。ちょくちょく来ますとも言えないのですが…。」
「再発する方もいますからね。」
最後にナースステーションに挨拶。忙しそうです。
タクシーを呼んで、自宅へ。この日は、シャンプーだけにして、入浴は避けました。
11月2日
朝から、病院ペースでのろのろ行動。相変わらず傷は痛くなく、内ももが痛い。
ヘルニアの出た側の陰嚢が膨らんでいる(腫れている)気がするが痛くない。ネット情報だと、鼠径ヘルニアは睾丸につながる穴から出るので、ヘルニア膿の処理のためそのあたりを施術するので腫れが出ることがあるとのこと。次回の通院で確認しましょう。
手術前は、この日から職場に戻るつもりだったけれど、ちょっと無理な感じ。気力というか1日はたらける自信がない。
子供と家内が手術の後を見せろと言うので、見せる。縫合とは別に、切った場所を止めてあったテープの何本かがはがれてきている。そのままはがれるに任せる。
シャワーで入浴。
そして、今日になります。内ももの痛みは弱くなっていますが、ヘルニアの出た側の睾丸が大きくなっているような気がします。痛くはないのですが。
入院してわかったことは、「小さい手術でも手術は体力を奪うのだな」ということ。体重は入院前より1Kgちょっと減ってました。寝て食ってという生活だったのに。(ご飯なんか、普通食べている量の倍くらい。どんぶり飯でしたし。)
そして、看護士さんのすごさを実感しました。これはタフでないとやってられない。
患者に叩かれたり、蹴られたり。時には召使いのように呼ばれたり。それでも患者のサポートをやめない看護士さんに感謝しかありません。
皆さん、ありがとうございました。
つづく でないといいなぁ。
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